甘えの構造・ファザコン娘の血が騒ぐ
- 元ネタはもちろんこちらです。
でも、ナツコさん、この「増補普及版」読んだことないや。
- 「甘え」の構造 [増補普及版]/土居 健郎
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
この中で著者は「日本人特有の甘えとは、幼児が母親に期待するそれである」
というような事を書いているのですが。
う~ン、土居さんのイジワルぅ。
そうよ、ナツコさんの甘えだって父親に期待するソレよ。
子どもっぽい甘え。
理想は森茉莉のパッパだもん。ああ、パッパ~。
頭よくて、何でも知ってる博覧強記で、聞けば何でも教えてくれる。
お仕事も一流、男からも女からもほのぼのと好かれるひと。
いつもはあまり目立たなくて、きちんとやることやってる人。
平凡に見えるだけの常識人がいい。
そういうカッコイイ男のひとの下にいたいなー。
男のひとの森のなかで遊んでいたい。
四葉をさがすうちに、鳥を追ううちに、その森を抜け出して
気が付けば「私の森」に居たい。
でも、パッパの森とどこかでつながっている。
遠くの山の、どこかにあのひとはいる。
深く静かに可愛がられたいの。
間違ってたら、そっと「こっちに道があるよ」って指し示すだけでいいの。
無理矢理手をひいて
「こっちに行けばお前は幸せになれるんだ」なんて言われたくない。
いつも自分の仕事をしたり、物思いに耽ったりしているところに
傍若無人に甘ったれていきたい。
「ねえねえ、ねえねえ、遊んで遊んで」って膝にのりにいきたい。
「この本を読んでいるからあとで」と静かに諭されるのもよし、
「そうかそうか、何がしたい」と頬を撫でられるのもよし。
すこし髭がのびできた顎を両手ではさんで、
パッパの懐に抱かれる甘さに包まれたい。
でもね、パッパには奥さんがいる。つまり母親。
ふたりは仲良くしていてほしいの。
その安定のなかで「なつこは上等」って大事にしてほしい。
ナツコさんの甘え、大事なのは
「君がいないと生きていけない」
「君だけが生きがいだ」
「君の全てを知りたい」
と思われないこと。
「俺色に染まってほしい」なんて言語道断。
わたしはわたしよ、ほっといて。
わたしがかまってねって言う以外はこっちこないでほしい。
わたしはわたし、パッパはパッパ。
けして交わらない物語。
甘やかさない甘さがすき。