夜明けまえ | 人妻ナツコの、ろすとばあじん物語

夜明けまえ

いつも思うのは、


幸福そうな姿をみるのって幸福だなあということ。


実情はわからないのだけれど、


お母さんがアカンボを見つめて微笑んでいるところだとか


中学生や高校生の制服姿のカップルが一緒に下校しているとこだとか


とにかく嬉しそうな様子をみると


どうにもこうにも胸がぎゅむぎゅむ幸福でいっぱになる。





そして、


ついうっかり


「自分以外のみーーーんなが笑っていたらいいのになー」と思ってしまう。


自分以外のこの世界がぜんぶシヤワセならいいのになあって。





・・・・


これ、だめ。


だって自分も世界のなかの一部なんだもん。




だから気を取り直して、


楽しいこと、素敵なことを考えたり動いたりする。



なかなかこの悪癖は抜けません。


一見「とってもイイ人」に見えるけど、


やっぱり自分だってシヤワセがいいに決まってる。




自分もシヤワセになっていい、


と思うのは難しいねえ。


でも、好きなひとができてだいぶ慣れてきました。


けっこう長い時間がかかったけど、


でも好きなひとを思えばいつでもうふってなるもん。


えへ。えへへへへへ。


うふふふふ。



もうすぐ暁の星がきえていきます。